
車椅子で移動し、ドラマで見たことある分娩台によじのぼると、いよいよだと気持ちが盛り上がってきました。
いきむときに握るバーもあります。
初産なのに子宮口がいきなり全開の超スピードだったので、麻酔が効くか分からないと言われましたが、この時はもう思考力が弱って、「麻酔したんだから効くはず!」という考えで頭が一杯でした。
冷たいもの(保冷剤?)を足に当てられ、冷たいか訊ねられます。
麻酔チェックなのでここは落ち着いてきっちり答えたほうがいいです。

冷たくないし、感覚が無い。
あれだけ痛かった陣痛も消えた!
麻酔は無事効いていました。同時に隣の分娩室からは私の数倍凄まじい叫び声が聞こえてきました。
あまりに凄すぎて(何かあったのかと思うような声)こちらが冷静になってしまうほどでした。
もし麻酔が効かず普通分娩となっていたら……自分が耐えられたか分かりません。
それぐらいの叫び声でした。
導尿してもらい、バーを握っていよいよいきみに入ります。
いきみ方やタイミングは医師や助産師の方が教えてくれたのでその通りにしました。それ以外のことを考えるのはやめました。
と、右下腹部に痛みが。
その痛みはかつて苦しんだ子宮筋腫あたりからでした。
子宮筋腫による痛みであればお産の痛みとは別なので、麻酔が効かないそうです。
ただ、あれほど妊娠中は激痛だった子宮筋腫が、この時はちょっと痛いな、くらいでした。
むしろ陣痛が右下腹部で分かっていきみやすかったです。
最後、私は40℃の熱が出て、ちいベビも苦しそうとのことで会陰切開+吸引分娩しました。
会陰切開は回避したかったのですが、いざ切開する時はもう早く産みたくてどうぞどうぞ!という感じでした。
吸引は2回くらいやった気がするのですが、頭の後頭部がちょっと伸びた?というレベルで全然気になりませんでした。
ドゥルン、という感じで生まれました。

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